1_TOP写真_b

ボラはクセの無い白身魚です。
ある程度水が綺麗なところで取れたボラなら刺身は勿論、フライや鍋などあらゆる用途に使える優良食材と言えるでしょう。

そんなボラですが、その身以外にも美味しく食べられる部位があります。
知る人ぞ知るボラの珍味『そろばん珠』(または『へそ』とも言います)、そして『皮』を串焼きで食べるレシピを紹介します。

日本酒のおつまみ(アテ)に最適な大人の味ですよ。
是非ともお試しください!


※『そろばん珠』は釣り場で下処理する時に摘出してください。

<関連記事> ボラからそろばん珠を摘出する方法

※『皮』は、刺身や洗いを作る過程で出たものを使います。

<関連記事> 刺身と洗いのレシピ



そろばん珠の串焼き

まず、『そろばん珠』のボラ体内のおける場所を知っておきましょう。

2_ボラ幽門場所

矢印で指した部位がそうです。喉元、胃の入口近くにあります。
正式には「幽門」という名称の部位で、ボラが口から吸いこんだ砂泥から食料となる有機物を選別、吸収した後の砂や泥を排出する機能を持っています。
別名「ボラのヘソ」とも呼ばれています。

前後の部位から切り離すと、こんな感じになります。

3_幽門摘出後

内部も含め泥まみれなので、海水で丁寧に泥を落とします。
またヒラヒラしている部位もむしり取ってしまいます。

洗浄後、このようになりました。

4_洗浄後

この状態まで処理した上で自宅に持ち帰りましょう。

では、ここから串焼きレシピ開始です。

1.そろばん珠2個(ボラ2匹分)を用意しました。

5_二個

2.それぞれを半分にカットします。

6_半分に切断

3.内部のヒラヒラが見えますので、真水で丁寧に残った泥を落とします。

7_真水洗浄

4.適当な容器のお酒を入れ、そろばん珠を漬けます。
 この状態で、一晩程度冷蔵庫に保管しておきます。

8_お酒漬け

5.翌日取り出しました。

9_一晩漬け後

6.そろばん珠を取り出し水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
 次に各個を更に半分にスライスします。

10_スライス
※写真の例では大きさ60cm程度のボラを使っています。
 小さ目のボラの場合、そろばん珠も小さいので、この行程は不要です。

7.串に刺します。

11_串刺し

8.塩胡椒を少量振り掛けます。

12_塩胡椒

9.オーブンなどで焼いて完成です。

13_そろばん完成

  • オーブンの場合、220度20分を目安に、焼け具合を確認しながら焼いてください。
  • 皮の串焼き(下記)も作る場合は、同時に焼いてもOKです。

 

皮の串焼き

1.剥いだ皮を一匹分用意しました。

21_剥いた皮

2.皮の表面を中心に丁寧に水洗いします。(ヌメリを落とします)

22_皮洗浄

3.適当な容器にお酒を入れ、水分を拭き取った皮を漬けます。
 この状態で一晩程度冷蔵庫に保管します。

23_お酒漬け

4.翌日取り出しました。

24_お酒漬け後

5.水分を拭き取り、表面に薄く味噌を塗ります。

25_味噌塗り

6.皮の端に串を刺し、後は緩めに皮を巻いていき
 最後に反対側の皮の端に串の先を刺します。
 皮は熱により縮むので、緩めに巻いておくのがポイントです。

26_串巻き付け

7.全数繰り返します。

27_巻き付け完了

8.オーブンなどで焼いて出来上がりです。

28_皮焼き完成

  • オープンの場合、220度25分を目安に、焼け具合を確認しながら焼いてください。
  • 表面が軽く焦げる位がちょうど良いです。焼きが足りないと生臭さが少し残ってしまいます。十分に焼いてください。
  • そろばん珠と一緒に焼く場合は、そろばん珠を先に取り出してください。
  • 味付けは、塩胡椒でもOK。その場合、味噌を塗る場合より短い時間で焼き上がります。

そろばん珠は、鶏の砂肝のような食感で、更に乾物のような旨みが絶品!
皮だってちゃんと手を加えれば美味しく食べられます。
酒飲みには堪らないボラの串焼き珍味、是非ともご賞味ください。

30_全体完成


[PR Amazon] ボラ料理に使える道具