1_TOP写真

クセが無く美味しい白味魚である黒鯛(チヌ)の切り身を使って、簡単に本格的イタリアンのアクアパッツァを作ってみましょう!

意外と簡単で驚くほど美味しいアクアパッツァ、是非ともお試しください。

アクアパッツァはこんな料理

アクアパッツァは、魚や貝などの魚介類とトマト・オリーブオイルなどとともに煮込んだイタリア・ナポリ料理です。

通常、ブンヨンなどのうま味調味料を使わず魚介を中心とした素材の旨味を存分に楽しむ料理ともいえます。

アクアパッツァとは

作り方が簡単な割には、豪華感があり、またはじめての人であれば驚くほど美味しいと感じるのがアクアパッツァです。

材料(2~4人前)

  • 黒鯛の切り身
    魚体サイズによって、以下を目安としてください。

       40cm → 半身
       30cm → 1匹
       20cm → 2~3匹

    内径26cmのフライパンを想定していますが、フライパンの底が8割方埋まる切り身の量とイメージしたら良いでしょう。

  • 3_材料チヌ以外

  • オリーブオイル 大さじ3~4杯(切り身全部に十分絡む量が目安)
  • ニンニク 2片
  • イタリアンパセリ 適量(3本程度。普通のパセリでもOK)
  • 白ワイン 1カップ(200ml)
  • 塩 1つまみ
  • アサリ 1パック
  • プチトマト 8個
  • バター 15~20g
  • 塩・胡椒 適量

作り方手順

  1. チヌを3枚に下ろし、その半身の腹骨を削ぎ取ります。

    2_チヌ切り身

    <関連記事> アラも食べる

  2. 半身の中央にある硬い小骨を骨抜きなどで全て抜きます。
    指の腹で触ると骨の位置がよく分かります。
    頭側の断面にもありますので注意してください。

    4_骨抜き

  3. 半身を適当な大きさの切り身にし必要量用意します。

    5_切り身カット

  4. タッパまたは皿などにオリーブオイル・下ろしニンニク・みじん切りにしたイタリアンパセリ、そして黒鯛の切り身を入れ、混ぜ合わせます。
    この状態で10-30分漬け置きます。

    6_チヌ漬け

  5. 中火でフライパンを熱し、あまり熱くならないうちに、上記4の中身を全て投入します。
    切り身は、最初に皮面、そして次に裏面を焼きます。

    7_焼き

    • ここで火を通し過ぎると後の煮る行程で身が崩れやすくなりますので、両面共に、5mm程度火が通ればOKです(身の色の変化で分かります)。
    • 皮が縮むので丸く身が膨らむ感じになります。
      これにより立体的なボリューム感が出ます。
  6. 両面が焼けたら、白ワイン・アサリ・プチトマトを全て投入し、一つまみの塩を振ります。

    8_材料投下

    そして、フタをして煮込みます。

    9_蓋して煮込み

  7. アサリが開いたら、火を弱火にして、バターを投入します。

    10_バター投入

  8. アサリの身が付いている方が汁面に浸かるよう手直ししながら、バターの濃い部分の汁を全体に回し掛けていきます。

    11_回し掛け

  9. プチトマトが崩れ、味が馴染んだら、味見して塩加減を調整します。

    最後に胡椒を適量振り掛けて、出来上がりです!

    12_出来上がり

フライパンのまま小皿に取って食べてもいいし、大き目の皿に盛り付けてもOK。
絶品のアクアパッツァを楽しんでください。

残った汁は白飯に掛けて食べても美味しいです。


<更新履歴>
2014/12/04 記事公開
2021/03/22 目次等修正(内容に変更はありません)
2021/04/20 「アクアパッツァはこんな料理」を追加。