テナガエビ取り

テナガエビ取りTOP写真

川エビの代表格であるテナガエビ。川の中流域から河口まで、淡水域および汽水域まで広く生息しているエビで、釣りをしても楽しいし、食べても美味しいありがたいエビです。ここでは、夜中に活発に活動するテナガエビを網で捕獲する方法を紹介します。(※『釣り』ではありません)

沢山捕獲して、美味しいテナガエビ料理を堪能しましょう!


生息地域、場所

北海道以外の日本全土に生息(琉球列島では、多数の同属別種が生息)。川の中流域~河口、低地の湖沼等広く生息しており、淡水に比べ汽水域の方が数が多い。

河川では砂泥底を好み、太陽光が差す昼間はテトラポッド(消波ブロック)や岩・石などの物陰に潜み、主に夜間に活動する。日中でも曇天や雨天であれば活動するので、釣りで捕獲することができる。

生息場所写真1

生息場所写真2

↑上・下 生息場所例(日中写真)

必要な装備
  1. 専用網
    是非ともエビ取り専用の網を購入しましょう。
    専用網は、エビ取りを考慮して、口が小さく(10-15cm)、ネット部分の目が丁度良い細かさに設計されており、大変使いやすいのです。値段は安いものなら500円程度から、竿部分が伸縮する高いものでも3000円程度で買えます。

    エビ取り専用網

  2. ヘッドライト
    テナガエビ取り必須アイテムです。手持ちライトだと、片手が塞がってしまいます。もう一方の手には網を持っていますので、それ以上何も持てなくなります(時に、テナガエビを追い込む為の棒や後述する箱メガネを持つこともあるし、クーラーボックスを持って移動する時など不便です)。頭に装着するヘッドライトを用意しましょう。

    ヘッドライト

  3. 容器(活かしバッカン・クーラーボックス等)
    後に食べることを考えるとテナガエビは活かして持ち帰りたいものです。海釣りで使うアジを活かしておく為のバッカンや内部または外部にエアーポンプを付けられるクーラーボックスを使います。特に大型テナガエビが期待できる真夏は、水温が上がり易いので、バッカンタイプより、クーラーボックスがお薦めです。
    また、真夏以外であれば、シンプルにバケツ(勿論エアーポンプは必要)でも良いのですが、跳ねてバケツから飛び出すこともあります。その場合は深めのバケツで、水はあまり深く張らないことです。

    クーラーボックス

    クーラーボックス内にエアーポンプ設置

    (クーラーボックス内にエアーポンプを設置できるタイプ)
  4. エアーポンプ
    バッカン・クーラーボックス同様、テナガエビを活かして持ち帰る為にはエアーポンプも必需品です。電池式のエアーポンプおよび予備の電池も持参しましょう。

    エアーポンプ

  5. ウエーダー(オプション)
    膝位まで水に浸かれるだけでも捜索範囲は大きく広がります。勿論浅い所なら短パン素足でもOKですが(※但し、簡単に脱げないタイプの靴は絶対履いてください。川底は危険です。)、水に濡れたくない方はウエーダーを使うと良いでしょう。
  6. 箱メガネ(オプション)
    風があると川面が波打ちますので、途端に水中の様子が見難くなります。そんな時は、箱メガネがお薦め。水中の様子が良く見えますので、発見確率が上がります。昆虫や小魚などを飼育する為のプラケースで代用することも可能ですが、少々見難いです。

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捕獲方法
  1. 特に難しいことはありません。まずはテナガエビを見つけることです。見つければ、半分捕まえたも同然。
    水中のテトラポッド上(夜間は動きが大胆になってテトラポッド上にも出てきます)、テトラポッド間、テトラポッドや大き目の石が転がっている近辺の砂泥川底、護岸工事されたコンクリートブロック上など、至るところがポイントとなります。

    テナガエビ発見1

    ↑いました!これなら捕獲は簡単です。

    テナガエビ発見2

    ↑こちらはすぐに隠れてしまうので、もう少し広い場所に出てくるまで待ちましょう。
  2. 人間を見て、遠くに逃げてしまうことも無い(光が当たるので、警戒し物陰に隠れることはあります)ので、ゆっくりと近づき、網を近づけ、最後20㎝位の距離まで網を近づけたところで、サッと素早く網を被せます。
    テナガエビが自ら『エビバック』して、網の奥に入り込んだのを確認して掬い上げます。
    障害物が無い場所であれば、意外と簡単に捕まえることができますよ。

    捕獲成功

  3. 障害物の陰から中々出てこない場合は、その辺に落ちている長目の木の枝を使ってテナガエビを追い出すのも手。網を近くで待ち構えて置き、網の位置までテナガエビを追い込むと良いでしょう。
  4. 捕まえたテナガエビは既述した収容容器に入れます。収容容器には足元が滑りテナガエビのストレスにならないようにネットと5㎝程の水道水を予め入れておきます。捕まえた瞬間から、泥抜き開始する為、水道水を使います。カルキ抜きをしなくてもテナガエビは死にませんので大丈夫です。
    また、夏場は水温が上がり過ぎないように、氷入りペットボトルを入れておくと良いでしょう。

    成果

※テナガエビの網は大変華奢な作りになっていますので、テトラポッドに張り付いた牡蠣の殻などに引っ掛かっても力任せに外そうとしてはいけません。一旦緩め、ふわりとシャクルようにして外します。

美味しく食べよう!

折角捕まえたテナガエビだもの美味しく食べたいですよね。
1~2日泥抜きしてから、料理しましょう。(すぐに食べたいけど、そこは我慢!)

定番料理は、素揚げ、鬼殻焼き等ですが、基本的にエビですので、エビチリでもいいし、かき揚げでも良いでしょう。普通にスーパーなどで買えるエビと考えれば、料理のレパートリーは無限に広がります。

定番の素揚げ

↑定番の素揚げ

安全の為に

日中に比べて、夜間の作業は十分注意が必要です。
思わぬ川の深みに足を取られるかもしれないし、テトラポッド上でスリップ転倒するなんてことも。
一人ではどうしようもない窮地に陥ったときのことを考えると、一人で行動するのはやはり不安が付きまといます。
できることなら、二人以上で楽しくエビ取りすることをお薦めします。

資源を枯渇させない為に

テナガエビは5月下旬から9月中旬までが繁殖期と言われています。時に抱卵したテナガエビが取れることもありますが、来年も再来年もそしてその後も引き続きテナガエビが取れるように、是非ともリリースしましょう。

抱卵したテナガエビ

抱卵したテナガエビ



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